
いびきには横向き寝が効果があると聞くのですが、どのくらいの効果があるのでしょうか?
こんな疑問にお答えします。

仰向け寝、横向き寝、そしてお酒を飲んだ場合を比較してみたら面白い結果が出ました。

横向き寝はいびきに効果があるのか?

横向き寝はいびきに本当に効果があるのかを検証してみました。
検証したのは次の3つのケース。
1.仰向け寝
2.横向き寝
3.横向き寝(酒あり)
数値を測るのに「いびきラボ」というアプリを使用しています。

仰向け寝でのいびきスコアは49でした。
この数値が基準になります。

横向き寝のスコアはなんと19でした!
仰向き寝の半分以下になっています。
ただ、いつもは仰向きで寝ているので、横向きは少し寝つきが悪かったですね。
これは寝具を見直した方が良いかもしれません。

横向き寝でお酒を飲んだときのスコアは44でした。
お酒を飲むと鼻からのどにかけての空気の通り道(上気道)がせまくなるため、いびきをかきやすくなります。
それでも、仰向け寝よりスコアが低いのはスゴイですね!
横向き寝は仰向け寝に比べて半分以下のいびきスコアになる。
お酒を飲んだときは仰向け寝と同じくらいになる。
結論、横向き寝はいびき対策に効果あり。
横向き寝のメリット

横向き寝がいびきに効果があることが分かりました。
では、いびき以外の効果は?
それはずばり、腰痛です!
僕は仰向けで寝ていると起きた時に腰が痛い時があります。
特に長時間寝ていると痛くなりますね。
本来、仰向け寝は腰に負担がかかりにくい姿勢です。
しかし、もともと腰痛がある方や、猫背の方には腰に負担をかけてしまい、症状悪化の原因になります。
それはなぜか?
背骨の自然な形はS字カーブです。
仰向け寝はそのS字カーブをつぶしてしまうことになるので、このことで腰が持ちあげられ反り腰状態になってしまうのです。
ヘルニア持ちの僕の父も腰が痛い時は横向きになっています。
横向きであればS字カーブをつぶすことはありませんよね。
横向き寝のデメリット

横向き寝のデメリットは寝具への接地面が仰向けにより小さいので、それだけ負荷がかかることです。
右向き寝、左向き寝、どちらかに負荷が集中することでゆがみの原因になります。
なので寝返りが重要になるのです。
横向き用のまくらで「これでどうやって寝返りするの?」という作りのものを見かけます。
僕も一度購入したことがありますが、寝返りができないと次の日になっても疲れが取れないなんてことにもなります。
少なくとも横斜め上向きくらいになれるまくらが良いですね。
あとは仰向けにくらべて寝具にお金がかかることでしょうか?
何もない床に仰向けで寝ることはできるけど、横向きでは難しいですよね。
これは極端な例ですが、それだけ快適に横向きに寝ようと思うと寝具が重要になってくるのです。
横向き寝を快適にするための寝具
横向き寝を快適にするためには仰向け寝より気をつけないといけないポイントがあります。
まくらを選ぶ時のポイントは以下の2つです。
・寝返りがしやすいか
・高さが調節できるか
仰向け時と横向き時ではまくらの高さが異なります。

寝返りを考慮すると、仰向け寝になった時も寝やすいのが理想的です。
この高さというのはひとそれぞれ違います。
なので後から調整できるものか、測ってオーダーメイドで作るのが良いでしょう。
硬さに関しては好みがあるので、一概にこれとはいえませんが、少なくとも耳が痛くならない程度の柔らかさは欲しいです。
マットレスを選ぶ時のポイントは以下の2つです。
・寝返りがしやすいか
・体圧分散が高いか
寝返りがしやすいことはまくらだけではなく、マットレスにも言えます。
横向きはマットレスへの接地面が少ないため、体圧分散が低いとゆがみの原因になるのです。
煎餅布団のようなものは論外ですね。

逆に体圧分散が高すぎるのもNGです。
沈みすぎると今度は寝返りができなくなってしまいます。

このようにマットレスに関しては実際に試してみないと自分に適しているか分からないのです。
ネットでマットレスを購入したとしても、それが合っていなかったら返品するのも、処分するのも、どちらも大変です。
私たち人は人生の1/3を睡眠に費やすといいます。
その1/3をより快適に過ごすために寝具に時間とお金をかけることは有意義な使い方だと思うのですがいかがでしょうか?
まとめ
いびきには横向き寝が効果的。
酒を飲んでも仰向け寝と同じくらいのいびきスコア。
横向き寝のメリットはいびきのほかに腰痛軽減に効果的。
横向き寝のデメリットは寝返りができないと体のゆがみの原因になる。
まくらとマットレスを選ぶポイントはそれぞれがあるが、寝返りができることは共通している。
