今回紹介するのは『地道力新版 目先の追求だけでは、成功も幸せも得られない! [ 國分利治 ]』です。
この本は数年前にとある経営者の方にオススメだからと教えてもらいました。
当時は成功者の人ってすげーなと思うだけで、本書に書かれていることを実践しようとは、実践できるとは思っていませんでした。
ですが、30代になってからあらためて読んでみると、これを実践していくしかないと思えてきます。
今気づけて良かったと思うしかありませんね。

僕が本書を読んで実践していること、意識していることを5つ取り上げました。詳しく見ていきましょう!
目標と計画
目標が最初の一歩(P52)
僕はシステムエンジニアです。
仕事を例にすると、案件を受注したらいつまでに納品して、何人で作業するかという計画をたてます。
その計画に基づいて日々の進捗を管理します。
仕事には必ず目標が存在します。
目標があるからこそ、その目標を達成するための計画をたてることが出来るのです。
普段の生活で自然とやっていることなので、何を当たり前のことを言っているんだ!と思われるかもしれませんが、意外とできていないものなのです。
お金持ちになりたいとして、あなたにとっていくらくらいがお金持ちなのでしょう?
ふんわりとしたイメージになっていないでしょうか。
努力と達成の基準
成功できるのは、「○」か「×」の答えしか持っていない人です。(P142)
つまりは成功する人には△は存在しないのです。
成功する人としない人ではここが一番違うのではないでしょうか。
出来たか、出来ていないか、○か×か、それだけなのです。
僕は平均点をとれれば、まあまあかなと△をつけてきた人生でした。
基準がこんなに違うのですから到達する先が全然違うのは当然ですよね。
本書の中の言葉ではありませんが、アニメの中で好きな言葉があるので紹介します。

常にトップを思うものとそうでないもの…そのわずかな気持ちの差は社会に出てから大きく響くぞ!
継続と勇気
成功者とは、成功するまで努力を諦めなかった人間だということです。
大切なのは、二十年、三十年という長期的スパンで、自分という人間に懸ける勇気を持つことだと思います。(P102)
努力を継続できる人というのは、自分を最強の味方にしています。
僕はこれまでコツコツと努力を出来たことはありませんでした。
好奇心はあるので行動力はあるのですが、すぐに飽きてしまうのです…
その理由が本書を読んで分かりました。
自分を信じられなかった、自分に対する勇気がなかったのです。
上手くできなかったり、自分よりスゴイ人をみると、そこまでは自分には無理だな…と想像力で負けていたのです。
最大の敵が自分の頭の中にいました。
夢中と集中
頑張れば手が届くレベルに目標を定めて、一つずつクリアしながら、少しずつ自分の実力を高め、また新たな目標を設定して…(P52)
僕はゲームには成功の秘訣が色々が含まれていると思います。
ゲームをしていると夢中になって時間を忘れた経験はないでしょうか?
夢中とは『それに心奪われ、ほかのことを考えない状態になること』、集中とは『ひとところに注ぎ集まること』と、それぞれ意味が違います。
この2つの意味に該当することを自分の過去に照らし合わせてみると、それはゲームをやっている時に近いのです。
まったく不可能ではなく、少し頑張ればなんとかなりそうな…
そのような感覚が『夢中』と『集中』に繋がるのではないでしょうか。
利他の精神
人は最終的には他人のためにしか頑張れない(P246)
世界に自分一人だけだったとして、同じように頑張るでしょうか?
僕なら絶対に頑張らないと胸を張って言えます!
つまりは自分が頑張る理由には自分以外の要素が含まれているものなのです。
それならば、思い切って徹底的にだれかのために何かできないか?を考えた方が人生が面白くなると思うのです。
これもアニメの中の言葉です。
「僕のヒーローアカデミア」はタメになる言葉がたくさんで面白いですよ!

他がためを考えると結局は己がためにいきつくのさ!
書評まとめ「地道力」國分利治
『地道力』いかがでしたでしょうか?
美容という華やかな世界にいる著者だからこそ、成功するためには地道な努力しかないという言葉は何か心にくるものがあります。
最後に凡人の僕とはスケールが違うなと感じさせられた言葉を紹介します。
私の目標は究極的には、「死ぬまでに成功できていればいいや」なのです。(P102)