【書評】秋本治の仕事術 『こち亀』作者が40年間休まず週刊連載を続けられた理由/秋本治

教育部

今回紹介するのは『秋本治の仕事術 『こち亀』作者が40年間休まず週刊連載を続けられた理由 [ 秋本 治 ]』です。

週刊少年ジャンプで40年間休まずに連載を続けたすごい人です!

僕が生まれた時にはすでにこち亀の連載は始まっていたので、同じように育ってきた感覚があります。
最終回を迎えた時は週刊少年ジャンプを読む歳ではなくなったのかなと少し悲しい気持ちにもなりました…

ようさん
ようさん

僕が本書を読んで実践していること、意識していることを5つ取り上げました。詳しく見ていきましょう!

好きで好きでしょうがない

”好きで好きでしょうがない ” と思えることを見つけるべき(P13)

「好きなことを仕事にしなさい」というアドバイスは聞き飽きているのではないでしょうか。
そんなものが見つかったら今の仕事はしてないよ!と反論してしまいそうになるほどに…

何かに夢中になったことというのは誰にでもあると思います。
僕は子供の頃、ゲームが好きでした。
勉強では数学や美術が好きでした。
逆に苦手なものは国語でした。

「好きなもの」と「嫌いなもの」を対比して考えてみると自分がどのようなものを好むのかが分かります。

国語が嫌いだった理由はこの人の心情を考えろと言われても、色々と想像できてしまい答えをみても納得がいかないことが多々あったからです。

僕は社会人になるまで本を読むという習慣はありませんでした。
ですが、社会人になってからふと手にした本を読んでみてなんて面白いのだと思いました。

そのことから、僕が好きなものというのは「自分で考えて想像力を発揮できるもの」だったのだと気づいたのです。

自分がどんなものを好きなのかが分かれば、今の仕事に活かすにも、次の仕事を見つけるにも、有効だと思います。

鈍感力

僕は人よりも鈍感だということです。
別にポジティブな性格なのではありません。
ただの鈍感(笑)。(P17)

著者は自分のことを鈍感な性格だと表現しています。
ですが、よくよくこの本を読んでみると、ただの鈍感ではないことが分かります。

著者は自分の興味があること以外への関心が薄いのです。
自分の興味があることには全力投球、一点集中しているともいえます。
興味がある分野に全力投球しているからこそ、時間を大切にしています。

本書の中には「批判よりも評価を糧にする」、「羨むより応援して仲間になろう」というプラス思考が出てきます。

これらは、自分の時間をいかに有効に使うかを考えているからこそ、マイナス思考で時間を無駄にしたくないからでしょう。

変化を恐れない

変化を恐れないこと、これはマンガ以外の仕事にもいえるのではないかと思います。(P24)

常に新しいものを取り入れ、変化してきたから節目での悩みを乗り越えられた(P25)

こち亀はその時代に流行ったものをいち早く取り入れてきたので読んでいて共感することが多かったことを覚えています。

新しいものだけではなく、昔に似たようなことをやっているなと思うこともあるので、そこがまた面白い!

4年に1回、必ずやるネタもあるので長年読んでいるともうそんな季節かと実感したりしました。

そういう意味で、新しい方にも、古い方にも、どちらの方向にも変化を続けてきたのがこち亀というマンガなのです。

相手の年齢・性別で態度を変えない

「女の子だから大変だ」なんて意識を持つこと自体が変なこと。(P96)

これを読んだとき、自分のどこかでそのような考えたあったのではないか?と考えさせられました。

マンガには男性も女性も年齢も関係ありません。
作品の出来栄えや読者からの評価がすべての世界です。

僕が仕事をしているIT業界でも本来は性別は関係ありません。

ですが、女性社員が遅くまで仕事をしているとなんか悪いな、可哀想だなという気持ちになってしまうことがあります。

これは女性というフィルターを通してその人を見ていたからです。

もし、本当にやる気に満ちて頑張っていたのであれば、「大変だね」という言葉よりも「頑張ってるな」という言葉をかけてくれた方が自分だったら嬉しいと感じます。

このことから、枠にはめた見方が良くないのだと気づきました。
相手の目線にたって考えられるのが本当のやさしさなのだと思います。

先に進めることの重要性

正確性はとりあえず置いておいて、先に進めることこそが重要だと思っています。(P131)

何かを成すためにはいきなり頂上を目指すのではなく、小さな目標を立てて、それが達成できれば、次の小さな目標を…と繰り返すことが重要です。

マンガにはネームと呼ばれるマンガの下書きがあります。
どのようなマンガでも最初から出版された完成度のマンガが描けているわけではないということです。

その完成度にたどり着くまでには様々な試行錯誤があるのだと思います。
逆に言えば、その試行錯誤がなければ、出版されているような完成度にはたどり着けないということでもあります。

小さな目標を立てるやり方は人生全体においても有効だと思います。

昨日の自分よりも少しより良い自分になるためにはどうすれば良いかを考えて、それを実践していけば人生全てが実験のようにワクワクしてくると思うのは僕だけでしょうか。

書評まとめ『秋本治の仕事術』秋本治

「秋本治の仕事術」いかがでしたでしょうか?

今の時代は人生100年時代とも呼ばれています。
1つの会社に定年まで働いたとしても、年金だけで生活できず、仕事を探さなければいけなくなるかもしれません。

著者のように長年続けられる仕事の土台を今のうちから作っておくことはこれからの時代に必要なことだと思います。

書評まとめ
  • 夢中になれるものがどんなものだったか振り返ってみよう。
  • 時間は有限です。あなたがつい気になって時間を奪われているものは何ですか?
  • 小さい変化をしていくことが継続のコツ。
  • 相手の目線にたって考えられるのが本当のやさしさ。
  • 0からいきなり100の完成度になるわけではない。コツコツと積み上げて完成する。

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